PM2.5について

PM2.5とは?
その要因や健康への影響、対策などについてのまとめ。

 
PM2.5?
■ PM2.5ってなんのこと?

■ どのように発生するの?

■ 健康への影響は?

■ 安全のための対策

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■ PM2.5ってなんのこと?

大気汚染の原因となる微粒子で、その粒子径が概ね2.5μm(マイクロメートル)以下のものを PM2.5 と言います。

 

2.5μm(マイクロメートル)は2.5mmの1000分の1で、

髪の毛の太さのおよそ 30 分の 1ほどのサイズです。

 
また、大気汚染の原因となる微粒子全般を「粒子状物質」と言い、

PM2.5 以外にも、以下のような物があります。

PM10:粒子径が概ね10μm以下のもの

浮遊粒子状物質:PM10よりも少し小さな微粒子(PM6.5〜7.0に相当)

超微小粒子:PM2.5よりもさらに一桁以上小さいPM0.1など

その他
   ・ディーゼル排気微粒子:ディーゼル車の排気ガスに含まれる
   ・降下煤塵:粒子径が大きいため浮遊できずに降下・落下する
   ・吸入性粒子/吸入性粉塵:肺の奥に達して沈着する可能性のある微粒子
   ・大気エアロゾル粒子(浮遊粉塵):大気中を浮遊する微粒子

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PM2.5 はどのように発生するの?

1. 一次生成
     物の燃焼などにより直接大気中に排出される

2. 二次生成
     気体として大気中に放出されたものが化学反応を起こして生成される

 

□ 一次生成粒子 □

– – -《種類》- – –

煤煙:燃焼により発生。石炭や石油の燃焼により発生するフライアッシュなど。

粉塵:物の破砕等により発生。

土壌粒子:風塵・砂塵嵐により大量に発生。
     主にケイ素、アルミニウム、チタン、鉄などの酸化鉱物からなる。
     大規模なものとして、東アジアでは黄砂がある。

海塩粒子:海面から発生。主に炭酸カルシウムや塩化ナトリウムからなる。

タイヤ摩耗粉塵:ゴムタイヤの摩耗により発生。

植物性粒子:植物から発生。花粉など。

動物性粒子:動物から発生。カビの胞子など。

スパイクタイヤ粉塵:スパイク(スタッド)による道路面の摩耗により発生。

宇宙塵:星間物質が宇宙から降下してくるもの。

 
– – -《特徴》- – –

PM2.5
・粗大粒子が多い。

・数分から数時間で、数〜数十kmを移動する。

・水溶性、吸湿性が低いものが多い。

 

□ 二次生成粒子 □

 
– – -《発生の要因》- – –

一次生成によって発生したものや、または、溶剤や塗料を使用した際や石油取扱施設からの蒸発、さらには、森林などから排出される揮発性の有機化合物等やガス状物質が、大気中で光やオゾンと反応して生成される。

化学反応、核生成、凝縮、凝固、雲や霧など水滴への溶解や蒸発、または、微粒子同士の凝集など多様な生成過程を経る。高温で凝集するものや、常温でも凝集するもの、水滴に溶解して凝集するものなど、その性質もまた様々である。

 
– – -《成分》- – –

硫酸塩・硝酸塩・アンモニウム塩・水素イオンの化合物(水素化合物)・有機化合物(多環芳香族炭化水素など)・また鉛・カドミウム・バナジウム・ニッケル・銅・亜鉛・マンガン・鉄などの金属・水を含んだもの(吸湿粒子)…

 
– – -《特徴》- – –

PM2.5
・微小粒子が多い。

・数日から数週間で、数百〜数千kmを移動する。

・水溶性、吸湿性、潮解性が高いものが多い。

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■ 健康への影響は?

肺の奥深くまで入りやすいため、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系への影響、または、肺がんのリスクが懸念されています。

 

□ 人体への影響

PM2.55μm以下の粒子は肺胞にまで達し始めます。が、1μmでも肺胞まで達するのは吸入量の1〜2割のみで、残りは呼吸により再び排出されます。
肺胞への沈着が最も多いのは20nm (0.02μm) で、これ以下になると、むしろ肺胞よりも上気道への沈着の方が多くなります。

また、呼吸器疾患などがある人は、「健康な人よりも沈着量・沈着速度ともに大きくなる」という研究結果もあります。

以下のような報告もあります。
大気汚染がひどい地域では早死にする率も高い(planetsave:英語サイト)
2012年のがん発症、中国が突出 肺がんは世界の36%(日本経済新聞2014/2/13)

 

□ 子どもへの影響

PM2.5子どもは大人よりも「吸入粒子に対するリスクが大きい可能性がある」と言われています。
なぜなら、子どもは、呼吸数や体重に対しての換気量が大きいため、肺の表面積当たりの沈着量は大きい傾向にあるからです。

中国の北京ではもちろん、西日本でも、汚染の激しいときには、幼稚園や学校などでの屋外活動を制限する対応が取られる場合があります。

 

□ 危険な濃度は?

PM2.5の環境基準(人の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準)として「1年平均値が15μg/m3以下」、且つ「1日平均値が35μg/m3以下」であること、と定められています。
また、環境省は、注意喚起のための暫定的な指針として「1日平均値70μg/m3」を健康へのリスクが予測される濃度水準の値と定めています。(平成25年2月)。

但し、呼吸器系や循環器系疾患のある人や、小児、高齢者などでは、個人差が大きいと考えられ、これより低い濃度でも健康影響が生じる可能性は否定できないとされています。
環境省では、この値について、今後も必要に応じて見直しを行うこととしています。

 

□ あぶない時間帯や天候

PM2.5光のない夜には、光化学スモッグは減少します。
そのため、朝の出勤時間や登校時間は、さほど心配ありませんが、昼前から夕方にかけては注意が必要な時間帯です。

うす曇りで雲があまり移動しない日は要注意です。
雲によって大気の拡散がおさえられ、地表での光化学反応による物質の堆積も多くなるからです。
雨雲はなく、どんよりとした風のない日が、光化学スモッグが最も起きやすい日です。

 

□ 大気汚染の予測情報を提供していサイト

○ 環境省の大気汚染物質広域監視シス テム【そらまめ君】
   (全国の大気汚染状況について、24時間、情報提供している)

○ 大気汚染微粒子および黄砂の飛来予測(SPRINTARS)
   (大気微粒子の週間予測。毎日午前8時頃に更新)

PM2.5○ 全国のPM2.5情報・予報サイト
   (現在の濃度や予報を、日本地図で確認できる)

○ 大気汚染粒子予測(動画)(SPRINTARS)
   (粒子の移動推移を動画で確認できる)

○ NHK PM2.5 大気汚染粒子拡散予測
   (前日〜6日後の21時までの推移を表示)

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■ 安全のための対策

・手洗い、うがいをまめに行う

・屋内では窓や戸を閉めて隙間を塞ぐ

・洗濯物は屋内に干す

・外出は控える

・屋外ではマスクを着用する

 

□ マスク

PM2.5高性能の防塵マスク「N95」や 『DS1」は、フィルターが高性能のため粒子の吸入を低減する効果があります。

但し、顔の大きさに合ったものを、 空気が漏れないように着用しなければ、十分な効果は期待できません。

また、着用すると少し息苦しい感じがあるので、長時間の使用には向いていません。

N95:米国の規格に基づき米国労働安全衛生研究所が認定したマスク
DS1:労働安全衛生法に基づく国家検定に合格したマスク。DS1やDS2などの種類がある

     ☆ 0.3μmの微粒子を95%以上カットする効果があります ☆

 

□ 空気清浄機

PM2.5一部の製品については、各メーカーにおいて性能試験により一定の有効性が確認されていますが、メーカーやフィルターの有無や性能など、機種により性能に差異があります。

個別の製品の効果については、製品表示や販売店・メーカーに確認する必要があります。

*こちらも合わせてご覧ください。↓↓
空気洗浄機の方式や機能、選ぶときのポイントについて
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□ 参照リンク □
Wikipedia「粒子状物質」
環境省「微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報サイト」
注意報発生! 光化学スモッグの症状・対処法(allAbout)

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2014/10/23 | 未分類